保育・教育現場で思う、子どもの貧困と虐待

「児童虐待防止法」が成立してから17年。虐待に対する市民の意識の高まりから虐待の相談件数は大幅に増え、虐待防止ネットワークの定着もあり、深刻化を未然に防ぐことができた事案も出てきています。
しかし、悲惨な虐待のニュースが絶えることはなく、新聞に子どもへの虐待の記事が載っていない日はないと言えるほどです。
私も保育士や専門学校教員の仕事を通して、様々な子どもや学生、保護者と出会い、子どもの貧困や児童虐待の厳しい現実を見てきました。 “保育・教育現場で思う、子どもの貧困と虐待” の続きを読む

子ども食堂「ごはんの会」を実施して、思うこと

大阪市旭区にあるコミュニティスペース「スゴストコロ」で子ども食堂「ごはんの会」を初めて行ったのは、8月のことでした。
(「スゴストコロ」や子ども食堂「ごはんの会」については、10代の居場所づくりページをご覧ください)

それから、旭区役所の方々や旭区内でこども食堂を実施されている方々との会議が開かれ、今後のこども食堂の運営や経過報告などを話し合いながら進めており、現在も試行錯誤の段階にいます。子どもも数名ではありますが参加しており、細く続けることができています。
そういった状況の中、初回の実施から5カ月が経ちました。
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「大阪府放課後児童支援員  認定資格研修」実施報告

「子どもの最善の利益の保障」の実現に向けて

放課後児童クラブは、親が安心して働き続けられることを保障し、子どもは親のいない時間を友達や支援員(指導員)と一緒に楽しく生活する場です。

しかし、クラブの環境は「放課後の子どもの生活の場」としては不充分でした。そのため、2014年に厚生労働省令により「放課後児童健全育成事業の設備および運営に関する基準」が定められ、翌年3月には「放課後児童クラブ運営指針」が策定されました。
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子どもの最善の利益に沿った教育改革のために―― 「多様な教育機会確保法(案)」のさらなる検討を

超党派の議員連盟が、フリースクールや家庭など学校以外での教育機会を、「義務教育」として認める法案化を進めている。いわゆる「多様な教育機会法(案)」である。

いじめをはじめ様々な理由で登校できない小中学生(年間30日以上の欠席者)は、過去20年、毎年10万人以上にのぼり、これらの子どもの学習権は十分に保障されてきたとは言えなかった。
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つどいの広場「こころ」がオープンしました

2014年10月1日、寝屋川市の中木田校区で子育て支援拠点つどいの広場「こころ」がスタートしました。旧家と新興住宅が混ざり合った地域の2階建てハイツの一階です。
初日、本当に来てくださるのかとドキドキしていましたが、地域の子育てサロンや寝屋川市の支援センターなどを利用され、地域の子育て情報などに詳しい方達がたくさん来てくださいました。
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